取引先との関係性が重要なビジネスにおいて、「ファクタリングをしていることを知られたくない」と考える企業も少なくありません。そのような場合に適しているのが「2社間ファクタリング」です。
2社間ファクタリングでは、売掛先への通知や承諾なしにファクタリング契約を結ぶことが可能です。つまり、取引先には一切の情報が伝わらず、従来通りの請求・入金の流れで進行します。
ただし注意点として、ファクタリング会社は売掛金の回収を利用者に委ねるため、売掛先からの入金を一旦利用企業が受け取り、それをファクタリング会社に送金する「回収代行」のような形式を取ることになります。このため、万が一入金遅れや不払いが発生した場合、利用者側が責任を負う形になります。
この方式では手数料が高くなる傾向にありますが、外部に知られずに資金調達ができるメリットは大きいです。信頼できるファクタリング会社を選び、契約条件をしっかり確認したうえで活用することで、取引先との信頼関係を損なうことなく資金繰りの安定が実現できます。